Primate Brain Japan(PBJ)は、次の利用規約に基づいて、脳画像データとメタデータを提供しています。脳画像データには、T2強調画像およびDTI画像が含まれ、メタデータには、種情報(英名、学名、科、レッドリスト(IUCN)、分布域、頭胴長、尾長、体重、妊娠期間、寿命、同胞性、社会構造など)と個体情報(標本ID、性別、死亡時年齢、死亡時体重、脳重量など)が含まれます。

PBJでは、開発代表者および運営代表者と共同研究契約を締結した後、撮影後のオリジナルの2種類のファイル形式(Bruker形式とDICOM形式)の脳画像データセットと、前処理を行った2種類のファイル形式(ANALYZE形式とNIFT形式)による脳画像データセットにアクセスできます。画像フォルダのスタイルは、Brain Imaging Data Structure(BIDS)(Gorgolewski et al.、2017)に準拠しています。本リポジトリでは、脳画像データ以外のメタデータも利活用することができますが、データ利用規約に同意する必要があります。

データ利用規約

  1. PBJが提供する脳画像データ及びメタデータを利用する場合、共同研究として利用することが必要です。これには、研究計画、目的、利用方法、予定される論文や学会発表の情報を含める必要があります。
  2. 利用者は、自分の情報(氏名、学位、所属機関、プロジェクト名、資金源)と、プロジェクトの簡単な説明を提出する必要があります。これには、研究計画、目的、利用方法の情報を含める必要があります。
  3. 研究結果を論文や学会発表など公表する際、方法の項目で本データベース(Sakai et al., Primates, 2018; Sakai et al., Neuroimage., 2023)について引用し、謝辞の項目で日本モンキーセンターへの謝辞を追加することが必要です。
  4. PBJが提供する脳画像データ及びメタデータを別の新しい研究で利活用する場合は、再度共同研究を申請する必要があります。これには、研究計画、目的、利用方法の情報を含める必要があります。
  5. 利用者が所属する研究機関の研究計画書や動物実験の倫理的評価に関する規則を遵守することが必要です。
  6. データの二次利用や再配布、商業利用、機密情報の開示などは禁止されています。
  7. データ利用に関する問い合わせには、PBJの利用案内に従い、適切な方法で行うことが必要です。
  8. PBJは、利用者によるデータの利用方法に対し、適切な制限を設けることがあります。これには、利用期間の制限や利用者数の制限などが含まれます。
  9. 利用者が利用規約に違反した場合、PBJは、利用者のアクセスを禁止し、違反内容に応じて法的措置を取ることがあります。これには、データ利用の差し止めや損害賠償請求などが含まれます。
  10. 本規約の解釈および適用については、日本の法令に従うものとします。利用者とPBJとの間で紛争が生じた場合には、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
  11. 本規約は、日本語および英語の2ヶ国語で記載されています。両者の間で差異がある場合は、日本語版を優先します。
  12. データの利用規約は、必要に応じて変更されることがあります。利用者は、常に最新の利用規約に従うことが必要です。PBJは、利用規約の変更について利用者に通知する義務を負いませんが、変更内容は常に公式ウェブサイト上で公開されます。

個人情報の取り扱い

  1. 利用者の個人情報については、適切に管理し、本目的以外に使用しないことを約束します。
  2. PBJは、利用者から提供された個人情報を、法令に定められた場合を除き、第三者に提供しないことを約束します。
  3. PBJは、個人情報保護に関する法令及び規範を遵守し、個人情報を正確かつ最新の状態に保ち、個人情報への不正アクセス、紛失、破壊、改ざん及び漏えい等のリスクに対して、適切な予防措置及び是正措置を講じます。
  4. 利用者は、自己の個人情報の開示、訂正、削除等を求めることができます。PBJは、個人情報の開示、訂正、削除等については、利用者からの申し出があった場合、合理的な期間内に対応します。
  5. 欧米圏の利用者は、個人情報の取り扱いについてEU一般データ保護規則(GDPR)に従うことが必要です。本データベースを利用することで、利用者は、PBJが利用者の個人情報を取り扱うことを許可し、PBJがGDPRに基づいて個人情報を処理することに同意したものとみなされます。
  6. PBJは、利用者の個人情報を適切に保護し、GDPRに基づき、必要な技術的・組織的な措置を講じます。
  7. PBJは、個人情報の取り扱いに関する規程及び運用方針を策定し、適宜見直し、改善します。